パンプローナ
アーネスト・ヘミングウェイ「日はまた昇る」
1960年代、奈良原一高「スペイン 約束の旅」
どちらにも、サン・フェルミン祭(牛追い祭り)が重要なモチーフとして描かれている。
パブロ・デ・サラサーテ。
10歳のときにはスペイン女王の前で演奏を披露したこともある、超絶技巧の天才ヴァイオリニストであり作曲家。
そして、チェーザレ・ボルジア。
塩野七生「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」
惣領冬実「チェーザレ 破壊の創造者」
このあたりが、僕にとってのパンプローナのすべて。
しかし「チェーザレ 破壊の創造者」ようやく12巻。
綿密なストーリィ、美しく丁寧な画はとても素的。そのためなのか、ストーリィがなかなか進まない。。。
チェーザレは、その人生の最期にこの城塞都市を訪れる。
彼が16歳で司教に任命された街。
旅路の果て、美しく小さなこの街は、彼の瞳に一体どのように映ったのだろうか。
惣領冬実氏は、その風景をどのように描くのだろうか。
早く続きが読みたい。