a secret test?

アメリカの中西部の乾燥した小さな街。
数日のあいだ、そんなところで気分よくクルマを走らせていた。

カドにあったガソリンスタンドにカムフラージ・ラップされたクルマが、べつに隠すようでもなく2台停まっていたのを、通り過ぎるときにチラっとみてた。
先を急いでいたから、わざわざ引き返してまで確認はしなかった。

それからしばらくして、さっきの目立つカムフラージされたクルマが僕の目の前を通りすぎていった。

Audi Q7だと思ってはいたのだけど、すでに2018年モデルのQ7はアメリカ国内でデリヴァリーが始まっているし、マンハッタンでもときおり見かける。
なんでいまさらカムフラージする必要がある?

この小さな街から少し離れると、極めて良好な環境のワインディング・ロード、それと同じか、それ以上に整った環境のオフロードがふんだんにある。
なんだったら、砂漠のようなエリアすらある。
それでいて、それほど人口が密集しているエリアでもない。
たしかに、開発中のクルマのロードテストには最適なところなのかもしれない。

さて、通り過ぎていった2台のクルマは一体なんだったんだろう?
そして、その前後に走っていた、ポルシェ・カイエン、ベントレイ・ベンティガ、フォルクスワーゲン・トゥアレグがそれぞれ2台づつ、このパーティに参加してた。
ハッキリと憶えてはいないけど、他にも同じようなラグジュアリィSUVがいたような気もする。

はたしてこれはQ7のテストだったんだろうか?
あらためて写真をみてみると、ルーフエンドのラインがQ7に較べてだいぶ寝ているように見えるし、ヘッドライトのデザインも違うような気もするが、どうだろう。

Audi Q7に似ているか別の何かだったんだろうか?
プラットフォームは同じで、Q7のクーペモデルといわれるQ8とか?

Fonda El Refugio

 

 

3泊4日、メキシコシティ滞在中に食べたのは主に地元メキシコ料理。

とはいっても、朝食はすべてホテルのレストラン。
昼食はといえば、空港のラウンジだったり、ティオティワカン観光では昼食が含まれてたし、トゥーラに行ったときは、時間なくて、給油のために立ち寄ったガソリンスタンドで手に入れた、スナックだったり、、、

まぁ、夕飯はちょっとリッチなレストランで食べるのもイイかなと思ってたけど、大晦日の夕飯はホテルでのニューイヤーズ・パーティだったから、自由になるのは2晩のみ。

そんな二晩で訪れたレストランが、La OperaとFonda El Refugio。
La Operaはいかにも老舗らしい雰囲気があって良かった。
しかし、より印象に残ったのは Fonda El Refugio。
それなりに高級な部類のレストランということになっているけど、お店のデザイン、内装、接客、あまりかしこまっているわけでもなく、かわいらしいムードで、ドレスコードにそれほど気を遣う必要もなく、旅人としてはありがたい。
それでも、給仕はキチンと節度があり、皿はどれも美しくサーヴされ、盛り付けられた料理はメキシコらしさに彩られてる。

ローカルブランドのビールにワカモレ、グリルした鶏肉をスパイスが効いたチョコーレートソースでいただく、モーレ・ポブラーノ。甘いでもなく、辛いでもなく、少し苦みがあり濃くてコクがある。これまでに食べたことのない味で面白かった。
伝統のメキシコ料理。
自分のテイストに合うときもあれば、そうでない時ももちろんある、旅先の食事はいつも驚きがあって愉しい。

クリーム・ブリュレにコーヒーをデザートにいただくと、もうお腹いっぱい。
ソナ・ロッサの街を散策しながら、ホテルまでノンビリと。

Pictures at an Exhibition.

クリスマスから一段と寒さが増してきて、毎日の最高気温が氷点下が続くそんな2017年最後の週。
寒い寒い夜、厚手のコートを羽織ってリンカーンセンターへ。
いつものディヴィッド・ゲフィン・ホール。
ニューヨーク・フィル・オーケストラ。

Conductor : Bramwell Tovey
Piano : Yefim Bronfman

Smetana 「The Bartered Bride Overture」
Bartok 「Piano Concerto No. 2」
Mussorgsky / Orch. Ravel 「Pictures at an Exhibition」

インターミッションをはさんで、後半。
ムソルグスキー作曲、ラヴェルの管弦楽編曲版「展覧会の絵」
好きな一曲。
美しくなめらかな演奏がとても良かった。これが新しいニューヨークフィルの音なのかな?それならいいな。

スタンディング・オベイション、万雷の拍手。。

いい気分でディヴィッド・ゲフィン・ホールを後に。
寒い、冷たい、イタい!
コートの襟を立て、遅い夕飯を摂るために足早にレストランを目指した。。