Tula

ホテル・コンシェルジェのお勧めで、車をチャーターしていくつかの遺跡/史跡を巡ってみた。
ガイドを兼ねるメキシコ人のドライバーがなんとも親切なヒトで、大晦日なのにも関わらず時間いっぱいアレンジしていくつかの遺跡と史跡を巡りつつスペイン語混じりの英語で丁寧に説明してくれた。

そのなかで印象に残ったのが、メキシコシティの中心部のから北へ、高速道路を使って2時間とちょっとの距離にあるトゥーラ遺跡。
ティオティワカン後、トルテカ帝国の遺跡らしい。
乾いた大地に大きなサボテン、そんな道をしばらく歩く。
その先に山に囲まれたトゥーラの街を見下ろす高台に築かれたピラミッド。
風がキレイに渡る、こぢんまりとした遺跡は、なんかノンビリしていて、応じて訪れる人の数もいい案配。

ピラミッドの上から街を見渡しながら、その年最後の日を、午後の時間を少しだけ止めて、風に流されていく雲を眺めてた。
イイ時間だった。

Teotihuacan

 

テオティワカン。
メキシコ・シティからのエクスカーションとしてもっともポピュラーなスポット。
ここだけは、出発前に現地からのツアーを申し込んでいた。
早朝、指定の時間にホテルにピックアップに来るハズなんだけど、予定の時間を15分過ぎてもそれらしきクルマはあらわれない。
ツアー会社に電話すると、今から行きます、と。
オイッ!
まぁ無事にツアーに参加できたから、いいんだけど。

年末のこの日は曇っていて、Tシャツ一枚ってわけにはいかなかったけど、それでも「月のピラミッド」の階段を登りきると一気に汗ができきた。
高さ47メートル、頂上から「死者の大通り」を見渡す。
さえぎるモノが何もないからなのか、風が強い。
「太陽のピラミッド」の階段はとても急で、頑張って登りきった人達の多くは頂上で座り込んでいる。
メキシコの高地を渡る風が冷たくて心地いい。

「太陽のピラミッド」の急な階段を慎重に降りた頃にはすっかりお腹が空いていた。
それでも、ガイドの説明を聞きながらツアーの進行は続く。。

Canon EF 12-24mm F4L USM and SIGMA 14mm F1.8 DG HSM.

 

 

 

 

Canon EOSシリーズ用のスーパー・ワイドアングル・レンズ。
方やCanon最新のズーム・タイプ、もう一方はサードパーティ・レンズの雄、SIGMA最新のシングル・フォーカル・タイプ。
2タイプのスーパー・ワイドアングル・レンズ。
個人的な興味とレファレンスのために同条件でテストしてみた。
それぞれのレンズ・キャラクターの狙い通り?といっていいのか、想像通り、それなりに違いがあった。
本来較べるべきではないタイプのレンズなんだから、当然違いはアル。
まぁ、どっちもどっち、完璧なんてあるわけナイ。

次の撮影にどっちを使うか・・・目的地までの移動、彼の地での撮影スタイル、ハンドリング、そして何よりも撮影コンセプト、それぞれのキャラクターの違いを考えても、どちらをチョイスするか判断に迷う。
いっそ両方持って行けばイイのかも知れないけど、いろいろな制限があるわけで、なんでも全部ってワケにはいかないしね。
なにしろ   “世界の果て” までいくのだから。