









三ツ岳
横北岳ヒュッテまで降りてきて、一息つく、ふぅ。
ヨユー、ぜんぜんもの足りない。
坪庭からの横北岳までのトレッキングは、厳冬期といえど、それほどハードなものではない、いかにもクランポンに慣れてない雪山ビギナーにとっても。
まだ時間あるな?
で、北横岳ヒュッテから少し降りた分岐から横道に逸れて三ツ岳へ歩いてみることに。
トレースはあるけど、ちょっと外れると簡単にズボズボ踏み抜く。
スノーバスケットを着けたポールで往く道を探りながらに歩を進めることになって、スピードが鈍る。
そして三ツ岳 3峰まで来て、先行者を見つけた。
下から彼女のルートを目で追いつつ、ルートを探す。
チェーンもあるし、最初はそれなりにうまく歩けてた、と思う。
そして、さっき見かけた女性は視界から消えていた・・・
岩の上に立つと、なぜかトレースがない。
風でトレースがかき消されるのかな?
岩は見えている、しかし雪が積もってるところもある。
それは、簡単にアシを運ぶことを躊躇させるには充分だった。
ポールでツツきながら、慎重に岩山を渡っていく。
岩にクランポンをトリップしないように気をつけながら。
慎重に慎重に。
スピードはガクンと落ちる。
ようやく、三ツ岳 1峰までをクリアできた。
そこからもかなりの急斜面を下り、そして登り、雨池山の展望台へ。
なんというか、けっこうハードだった。
雨池峠についた時に見たことのあるサインに、ほんとうにホッとした。
ココって、雪山ビギナーが通るようなルートぢゃないよね?