Mt. Kita-yoko-dake






北横岳、関東在住の雪山初心者が最初に歩く山。
そんな感じで紹介される山。

雪山シーズンに入って何度か山に入っているんだけど、天気予報に反してブリザードだったり、ガスだったりで、毎回キビしいコンディション。

あぁ、晴れた雪山を歩きたいな・・・

そんな時は、ココだ、北横岳。
天気予報とライブカメラの情報から、うん大丈夫。

北八ヶ岳ロープウエイでワープして、いきなり標高2237メートルの坪庭へ。
チェーン・スパイクを装着してスタート。
冷たい大気、ゆっくり歩きながら高度を上げていく、できるだけ汗をかかないように。
北横岳ヒュツテのベンチに腰かけてモンベルのサーモボトルに入れてきたコーヒーでホッとひといき、クランポンに履きかえて、ピークへの急登へ。

たどり着いたピーク、そーだろうと思ってはいたけど、暴風。
南峰、そして北峰、キーンと冷たい大気、凍えるほどキモチイイ。
この空気、この美しき風景。

暴風から逃れ、来た道を戻っていく途中、なぜか「瑠璃色の地球」という曲がアタマのなかでグルグル回ってた。

SCARPA MONT BLANC PRO GTX






SCARPA MONT BLANC PRO GTX
新しいトレッキング・シューズがやってきた。
冬山用のモノ。

今さらながら登山用のシューズって、なかなかムツカシイ。
アシにフィットしてるかどうかとは別にそれぞれのブランドのイメイヂやデザイン、サイズ感、特にこういったテクニカル・ウエアの場合、それが持つスキルアップへの可能性等など、長く使うものだから、いろいろチョイスするためのポイントってあるのかな、と思う。

イロイロ履いてみた、登山ショップで。
実際のところ、どうチョイスすればいいのかわからなかった。
気になるいくつかのシューズ、在庫のあるもののなかから、それぞれ2サイズ出してもらって、試し履きしてみる。
うーん、それぞれに微妙に違った特徴があって、これだ!って決め手がナイ。
店員さんは特定のブランドをことさら勧めようとはしない。
同じようにシューズを試し履きしていた山慣れた感じの女性が、僕の足元をみて「ザ・スポルティバ、って感じ!」 とどちらかいえば好意的にコメントしてくれた。
そう、 スポルティバのシューズかな、と思っていたりはしたんだよね、夏靴もエクイリビウムだし。
でも、ソレもどうだろう、と生来のアマノジャクなセーカクがでたというのか、今回はスカルパのこのシューズをチョイスした。
クランポン装着を前提としているためか全体的に剛性感が高く堅い、お約束のヴィブラム製アウトソールに、ゴテックスのアッパーといった、ザ・定番!なコンビネイション。
しかし、対照的に驚くほどフレキシブルに動く足首のホールド、なんだろこのフィーリング?
まぁ、こっちもイタリアン・ブランドだし、そんなに変わんないでしょ?

オレンヂなスエードとブラックのコントラスト・カラーはシックというほどでないけど、まぁ、ビジーではないとはいえるかな。
LA SPORTIVAとは違ったフィット感、それがどういった効果と結果をもたらすのか、実際のフィールドで履いてみたいって思った。
雪よ降れ、積もれ。