La Alhambra




イベリア半島、マドリードをムムムっ、と左目のハシにニラミながら、700kmあまり一気に南下。
iPhoneをApple CarPlay経由でフックアップして 「アンダルシアに憧れて」 をオペルの車内に響かせながら、たどり着いた先は、シエラ・ネバダ山脈をバックにしたがえた古都グラナダ。

そこは、丘の上、麗しく美しく、陽光あふるる世界遺産、アルハンブラ宮殿。


Burgos





カスティーリア高原、海抜900メートルにあるこの街は、少し肌寒くてグレイ。

レコンキスタの英雄、ロドリゴ・ディアス・デ・ビバール(エル・シド)とその妻が眠る町。
コロンブスが航海の報告へとイザベル女王を訪ねた町。
フランコがその総司令部を置いた町。
そんな歴史を持つ古都を、一日のんびりとスケッチしながら散策して過ごした。

サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路、その要衝、ブルゴス。
いつか自分のアシでこの巡礼路を歩きたいと思っているのだけど、その前に四国八十八ヵ所のお遍路さんだな。

a wine paradise.








サン=テミリオン。
あっちもこっちも、どこもかしこも美しく整備されてる。
そんな小さなワインの村をブラブラと気の向くまま散策。

いいお天気。
馬を使って畑を耕してるらしき女性達にしばし魅入る。

何してんの?
ぼぉーっと眺めてる僕、笑顔をくれた女性に声をかける。

畑を耕してんのよ。
なんで馬?
ココでは、一切の機械を使わずに葡萄を育ててるからよ。
へー、なかなかオモシロそうだね、はじめてみたよこういうの。
そうなの?まぁでも、それなりにタイヘンなものなのよ。

なかなか言うことを聞かない馬たちに手を焼きながら、朗らかに笑う彼女達になんとなく違うフランスをみたような気がした。

美しい小さな村。
ワイン好きの人なら一週間いても飽きないんじゃないだろうか。
どこかへ旅すると、その土地のワインを必ず持ちかえってくる友人のことを想う。
彼女のようなヒトには、きっとパラダイスのようなところなんだろうな、ココ。