Canon EF 12-24mm F4L USM and SIGMA 14mm F1.8 DG HSM.

 

 

 

 

Canon EOSシリーズ用のスーパー・ワイドアングル・レンズ。
方やCanon最新のズーム・タイプ、もう一方はサードパーティ・レンズの雄、SIGMA最新のシングル・フォーカル・タイプ。
2タイプのスーパー・ワイドアングル・レンズ。
個人的な興味とレファレンスのために同条件でテストしてみた。
それぞれのレンズ・キャラクターの狙い通り?といっていいのか、想像通り、それなりに違いがあった。
本来較べるべきではないタイプのレンズなんだから、当然違いはアル。
まぁ、どっちもどっち、完璧なんてあるわけナイ。

次の撮影にどっちを使うか・・・目的地までの移動、彼の地での撮影スタイル、ハンドリング、そして何よりも撮影コンセプト、それぞれのキャラクターの違いを考えても、どちらをチョイスするか判断に迷う。
いっそ両方持って行けばイイのかも知れないけど、いろいろな制限があるわけで、なんでも全部ってワケにはいかないしね。
なにしろ   “世界の果て” までいくのだから。

by the side of the river.

マンハッタンのウエスト・エンド、ハドソン・リバーに沿って南北に続く遊歩道。

日差しを遮るものがなにもなく、10月の斜光線は川面にキラキラと乱反射。
風は水面を渡り、少しだけ潮の香りを運んでくる。
ベンチやカフェでノンビリするひとたち。
犬の散歩やランニング、ヨガ、ソーシャル・ダンスを愉しむひとたち。
セントラルパークとはまた違ったノンビリした時間がここには流れている。
川っぱたは、だいぶ涼しくなってきた。

The Table of Silence Project 9/11

9月11日の朝、リンカーン・センター、Josei Robertson Plaza。
こんな時間にココを訪れるのは、たぶんはじめて、かな。
広場を取り囲むように、観衆が集まってくる。
オフィスに向かう途中のように、日課の散歩の帰りのように、この街に観光に来ている旅人のように。

新しい朝の日射しが広場に降り注ぐ午前8時過ぎ、ホラ貝の音のようなものを合図に白い装束に身を包んだダンサー達が広場の中央、噴水を目指すようにすように集まってきた。

噴水を囲み、離れ、近づき、周り、ひろがる。
白い装束の背中のポケットから、白い皿を取り出し、胸に抱え、天に捧げる。

平和を祈念するダンス。

あの日の朝、飛行機がツインタワーに突入した時刻、銅鑼の音を合図にしばしの沈黙。

静寂に満たされる広場。

ダンサー達はしずしずと退場していき、最後に銅鑼と鐘の音を残し、パフォーマンスは幕を閉じた。

群舞は美しい。
広場はとても美しい。