![](http://n25d.net/worldly/wp-content/uploads/2023/09/audi_tt_roadster_final-0103.jpg)
![](http://n25d.net/worldly/wp-content/uploads/2023/09/audi_tt_roadster_final-0206.jpg)
![](http://n25d.net/worldly/wp-content/uploads/2023/09/audi_tt_roadster_final-0814.jpg)
![](http://n25d.net/worldly/wp-content/uploads/2023/09/audi_tt_roadster_final-0773.jpg)
![](http://n25d.net/worldly/wp-content/uploads/2023/09/audi_tt_roadster_final-0013.jpg)
![](http://n25d.net/worldly/wp-content/uploads/2023/09/audi_tt_roadster_final-0846.jpg)
![](http://n25d.net/worldly/wp-content/uploads/2023/09/audi_tt_roadster_final-0040.jpg)
![](http://n25d.net/worldly/wp-content/uploads/2023/09/audi_tt_roadster_final-0442.jpg)
![](http://n25d.net/worldly/wp-content/uploads/2023/09/audi_tt_roadster_final-0826.jpg)
![](http://n25d.net/worldly/wp-content/uploads/2023/09/audi_tt_roadster_final-0707.jpg)
Audi TT Roadster 45 TFSI quattro
“ターボブルー” この鮮やかな空と海を映した彩りがなんともステキ。
アウディ = “TT” だった、アイコンだった、僕にとって。
TTシリーズ、その3世代に渡るコンパクト・クーペの歴史に幕が降ろされる。
1998年に登場した初代 “8N” は、それはそれはインパクトだった。
この初代TTクーペをみて “アウディ” というブランドを好きになった。
初代 “8N” には乗ったことがないけれど、2代目 “8T” 、3代目 “8S” はTTSやTT-RSも含めてそれぞれ何度かドライヴしたことがある。
その度に “TT” を自分の乗るクルマにしようとした。
しかし、当時のライフスタイルは、それなりにカーゴスペースが必要で、しかもそれは外せない要素で、なかなかTT購入へ踏み出せずにきた。
そして歳月が流れ、状況も変わり、そろそろコンパクト・クーペに乗ってもいいかと考えるようになった。
だが、しかしアウディはTTシリーズの廃止を決定したみたい。
3代目のTTである “8S” は “TT” ではあるけれど、その始祖である “8N” が唯一無二のオリジンだったものから、アウディ・スポーツのフラッグシップである “R8” との類似性を持たせようとしているように感じる。
例えば、フロン周りのデザインがTTの特徴であった丸みを帯びたモノから、R8のような低くシャープなデザインになっていたり、アウディの “FourRings” エンブレムがフロントグリルではなく、ボンネットフードにセットされていたり・・・
それまではアウディのラインナップのなかで、ボンネットフードに “FourRings” エンブレムがあるのはR8だけだったハズ。
つまり、アウディは、“TT” という類い稀なるオリジナルを、ブランディング上の理由か何かで、スーパーカーである “R8” との共通性を持たせ、よりプレミアム性を高めようとしたかったんだろうか。
もちろん、これはまぁ、ただのインファレンスでしかないのだけど・・・
そうだとすれば、ソレは間違いなく、マチガイだった、そう思う。
アウディは “TT” をオリジナルとして、TTシリーズだけのブランドを大切に育むべきだったんじゃないかと思う。例えシャシーがA3や、フォルクスワーゲン Golf と同じMQBになって、その独立性が薄らいだとしても、それでも “TT” はその類い稀なるオリジナルなデザインを持ち、それのみによってその存在を赦された存在なのだから。
決して、ポルシェ 718ケイマン/ボクスターをライバルに見立てる必要なんてないし、そこまでのスペックも必要ないし、“TT” はただ “TT” (プライスも含めて)であればよかったんじゃないか、そう思う。
ターボブルー。
いままでアウディのweb-siteでみたときも、ディーラーで現車をみたときも、それほど気に留めることもなかった。
しかし、初夏の空の下でこのカラーを走らせてみると、それはとても素的だった。
空と海の狭間のの世界、現実の色彩と少し違ったポップに映えるブルー。
このクルマならではのフィーリングと雰囲気があって、とてもご機嫌に走らせることができた。
・・・クロノスグレーの車体にブラックスタイリングパッケージを纏った662,762台目のTTS、その個体が25年に渡るTTシリーズ最後のモデルとしてハンガリィの工場でロールオフされた、そうAudi AG.より公式にアナウンスされた。