every single detail.

-Recuerdos de la Alhambra-







イスラム王朝、ナスル朝の王宮。
その時代の栄華と繁栄を物語る、この壮麗で壮大なアラベスク。
アラブ諸国、イスラム教圏の国々を旅した経験は、残念ながら僕にはまだナイ。
日本語で綴られた文章の中でしか、その世界を知らないし、ほとんど想像の世界でしかない。

かつて王宮、現在の僕たちにとって、歴史上の遺跡として遺されたこの壮麗で繊細なディティルの美しさに、ここスペイン、というかヨーロッパなんだよな?

歴史には敬意を払う必要がある。その言葉の実際の重みを、実感をもって感じることができるんじゃないかと、ここグラナダの地に思う。

La Alhambra




イベリア半島、マドリードをムムムっ、と左目のハシにニラミながら、700kmあまり一気に南下。
iPhoneをApple CarPlay経由でフックアップして 「アンダルシアに憧れて」 をオペルの車内に響かせながら、たどり着いた先は、シエラ・ネバダ山脈をバックにしたがえた古都グラナダ。

そこは、丘の上、麗しく美しく、陽光あふるる世界遺産、アルハンブラ宮殿。


Burgos





カスティーリア高原、海抜900メートルにあるこの街は、少し肌寒くてグレイ。

レコンキスタの英雄、ロドリゴ・ディアス・デ・ビバール(エル・シド)とその妻が眠る町。
コロンブスが航海の報告へとイザベル女王を訪ねた町。
フランコがその総司令部を置いた町。
そんな歴史を持つ古都を、一日のんびりとスケッチしながら散策して過ごした。

サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路、その要衝、ブルゴス。
いつか自分のアシでこの巡礼路を歩きたいと思っているのだけど、その前に四国八十八ヵ所のお遍路さんだな。